この記事の監修者

森田 玲子
ヘアメイク/美容ライター
自身が美容の楽しさに救われた経験から、美容ライターとして発信を始める。のちに、へアメイクスクールにて技術や美容知識を学び、美容系の資格を多数取得。現在は、技術力のあるライターとしてヘアメイクとしても活動の幅を広げている。
ファンデーションを塗っても隠れないシミやくすみ。それを隠してくれるのがコンシーラー。期待して買ってみたのはいいけれど、なぜかうまく隠れない。そんな悩みを持つ方必見です。ここではコンシーラーを使う順番や正しい使い方、また隠したい部位に合わせた使用方法までご紹介いたします。
一緒に使用するファンデーションのタイプによって、コンシーラーを塗る手順が変わってきます。メイクの手順として、液体状やクリーム状のものは、粉状のものの前に使用するのが基本のルールです。それをふまえた上で、コンシーラーを塗る正しい手順を見ていきましょう。
液体状のリキッドファンデーションは、化粧下地→リキッドファンデーション→コンシーラー→フェイスパウダーの順でメイクをします。ファンデーションを塗っても隠しきれなかった部分にコンシーラーをのせ、化粧持ちをよくするためにフェイスパウダーを重ねましょう。
粉状のパウダーファンデーションは、化粧下地→コンシーラー→パウダーファンデーションの順番でメイクをします。その理由は、パウダーファンデーションの後にコンシーラーを塗ってしまうと、コンシーラーが十分に密着せず、化粧がよれやすくなったり、不自然な仕上がりになったりしてしまうためです。あらかじめ気になる部分をカバーした後に、全体にパウダーファンデーションを重ねるようにしましょう。
BBクリームに代表される、下地とファンデーションの機能が一体になった液体状のオールインワンタイプは、後からコンシーラーを塗りましょう。オールインワンタイプのものは美容液成分を多く含み、スキンケア力の方が高いものもありますので、よりしっかりカバーしたい場合は、コンシーラーと組み合わせて使用することがおすすめです。
※ 画像は、キューサイの商品ではありません。
コンシーラーには以下の4種類があります。タイプによって、質感やカバー力の高さ、向いている用途が変わってきます。ここではタイプ別に特徴や使い方を見ていきます。
鉛筆のような形をしたペンシルタイプは、シミ、ニキビ跡、唇の輪郭補正など、細かい部分を集中的にカバーすることができます。硬めの質感で、カバー力の高い製品が多いです。
隠したい部分に直接のせます。その後、肌とコンシーラーの境目を指先やブラシでなじませます。芯が硬い場合は、お肌に負担がかからないように優しくのせましょう。
練り状のコンシーラーを繰り出すスティックタイプは、くすみ、赤みなど広範囲への使用に向いています。肌にしっかりと密着する硬めの質感で、カバー力が高い製品が多いです。
隠したい部分に広げ、指、ブラシ、スポンジなどで境目をなじませます。重ねすぎると厚塗り感がでたり、しわに入り込みやすくなったりしてしまうため、薄く、数回に分けカバー力を調整しながら塗ることがおすすめです。
クリームタイプは、スティックタイプのような高いカバー力がありながら、リキッドタイプに近い伸びのよさも持っているため、万能なコンシーラーといえます。また、色展開が豊富で、合う色を探しやすいというメリットもあります。
隠したい部分にのせ、指、ブラシ、スポンジなどでなじませます。スポンジを使って、毛穴に叩き込むようなイメージで少量ずつ重ねていくと、自然な仕上がりになります。
さらさらとしたリキッドタイプは、カバー力が低いものの、保湿成分が入っていたり、ハイライト効果があったりと、様々な機能を備えている製品が多く見られます。そのため、しわにたまりにくく、目尻の小じわやほうれい線など、大人の肌悩みを解決するにはうってつけです。
隠したい部分に直接のせ、指、ブラシでなじませていきます。しわができて影になってしまう部分には、明るめの色を選ぶことで、肌をふっくらと見せることができます。
コンシーラーの種類がわかったところで、その特徴を生かして、どの部位にどんな質感のものが向いているかを見ていきましょう。表情筋の動きや骨格に合わせてコンシーラーを選べば、ファンデーションを厚塗りしなくても肌悩みをカバーすることができます。
目の周りは皮膚が薄くよく動かすため、肌悩みが現れやすい部分です。目元が暗いと疲れた印象を与えてしまうので、コンシーラーで目元に明るさを足してあげましょう。
目元のくすみやしわをカバーするには、「リキッドタイプ」がおすすめです。中でも、乾燥しにくい保湿成分が入ったものや、パール入りでハイライト効果のあるものが向いています。使用の際、厚塗りすることは厳禁です。しわに入り込んだりひび割れしたり、化粧崩れの原因となるためです。少量ずつ重ねながら、指やスポンジを使い優しいタッチでなじませましょう。
一方クマの場合は、カバー力が低いリキッドタイプでは物足りないと感じる場合があります。そんなときは、「クリームタイプ」や「スティックタイプ」を使いましょう。クマができた原因によって、コンシーラーの色選びを見極めることも必要になってきます。
ニキビやシミの小さな色ムラも、数が多ければ気になってしまうものです。頬は比較的動きにくい部分のため、カバー力が高く硬めのものが向いています。
先端が細くてシミやニキビを隠しやすい「ペンシルタイプ」、またはカバー力の高い「スティックタイプ」を使用しましょう。ただし、ニキビに炎症が起きている場合や、広範囲の赤みをカバーしたい場合は、柔らかい「クリームタイプ」がおすすめです。細かい部分に塗るときは指先や小さなブラシで、広範囲に塗るときはスポンジを使って肌となじませましょう。
小鼻は動きにくい部分ですが、皮脂が多く化粧崩れしやすいので、耐久力のあるコンシーラーで隠していきましょう。
小鼻には、肌に密着しやすい「リキッドタイプ」がおすすめです。丸みがあるところに塗るので、ブラシやスポンジを使って隅までムラなく塗っていきます。毛穴落ちが気になる方は、スポンジで叩き込みながら一緒にカバーしていきます。
口元は会話や食事など、顔の中でも動きが激しい部分です。唇は年齢とともに色がくすんだり、口角が下がったりしてしまうため、コンシーラーで形を補正していきましょう。
たるみを目立ちにくくしたいときは、柔らかい「リキッドタイプ」を使います。口角が上がって見えるように、コンシーラーをのせ、指やスポンジでぼかします。唇全体の輪郭を整え、ふっくら見せたいときは、「ペンシルタイプ」でリップラインの外側を囲うようになぞりましょう。唇の山をくっきりさせると、若々しい印象になります。
顎は比較的動きにくい部分なので、カバー力が高く硬めのコンシーラーを選びましょう。
顎にできたニキビにおすすめなのは、硬めの「スティックタイプ」や「ペンシルタイプ」です。隠したい部分にのせたら、スポンジや指でなじませましょう。
シミ・シワをカバーしながら
メイク中もスキンケア
シミ・シワをカバーしながらメイク中もスキンケア
コラリッチ
BBクリーム(普通肌用)
シミ・シワをカバーしながら
シワ改善・シミ予防
シミ・シワをカバーしながらシワ改善・シミ予防
コラリッチ
リンクルホワイト
BBクリーム
ナチュラルな仕上がりで、
シミ・シワをカバー
ナチュラルな仕上がりで、シミ・シワをカバー
コラリッチ
BBパウダーファンデーション
(普通肌用)
コンシーラーの特性を知って正しい使い方をすると、悩みをカバーしたきれいなお肌に見せることができます。コンシーラーを正しく使い分けて、若々しい透明感のある肌をつくりましょう。
素肌を明るくトーンアップ
色ムラや毛穴をカバーするUV下地
素肌を明るくトーンアップ
色ムラや毛穴をカバーするUV下地
コラリッチ
リンクルホワイト
トーンアップUVベース
※コンシーラー機能は含まれていません。
この記事の監修者
森田 玲子
ヘアメイク/美容ライター
自身が美容の楽しさに救われた経験から、美容ライターとして発信を始める。のちに、へアメイクスクールにて技術や美容知識を学び、美容系の資格を多数取得。現在は、技術力のあるライターとしてヘアメイクとしても活動の幅を広げている。
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