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しびれの原因とは?症状や対策を解説

しびれとはどのようなメカニズムで起きているのでしょうか?当記事では、しびれの原因を症状別にご紹介します。

また、特に注意すべきしびれや、男女それぞれに多いしびれの症状をはじめ、しびれの予防法や対策についても解説します。

しびれは、放っておくと危険な状況を招く可能性も考えられます。しびれの自覚症状がある方は、ぜひ当記事を参考にしてください。

01しびれとは?

しびれとは?

しびれは、日常生活においてさまざまな意味で捉えられています。例を挙げると、「何かに触ったときの感覚が乏しい」、「冷たい・熱いを感知しづらい」、「痛みを認識しにくい」など、感覚の鈍麻や低下を指す場合もあります。

また、「普通にしていてもジンジン・ビリビリと感じる」、「針でチクチク刺されたような感触」、「ヒリヒリと焼けるような感じ」など、異常感覚を表すこともあるでしょう。

さらに、「手足に力を入れづらい」、「体の動きがスムーズではない」など、運動麻痺や脱力した状態をしびれと呼ぶケースも考えられます。

しびれにはさまざまな症状が存在するうえ、その原因も多岐にわたります。対策法も、症状や原因に合わせて正しく選択する必要があるため、医師の診断を仰いだほうがいい場合もあります。

02しびれが起きるメカニズム

しびれが起きるメカニズム

しびれはどのようにして起きるのでしょうか。

まず、人の感覚が正しく働くためには、皮膚の下に位置する感覚受容器が体内・体外の刺激や情報を検知しなければなりません。

しびれとは、感覚受容器から脳に信号が送られる際に、感覚の経路が何らかの原因で阻害されたために起きている可能性があります。

しびれがあると、体内や体外からの刺激を感じにくくなったり、体の位置感覚が乏しくなり、手や足などのボディパーツがどの位置にあるのかを認識しづらくなる場合もあります。
そのような状態でいると、平衡感覚などに支障をきたす可能性も考えられます。

また、長く続くしびれは歩行困難や転倒を招くこともあるほか、痛みを感じづらくなることでケガや傷口からの菌の感染などの発見が遅れる場合もあります。

03【症状別】しびれの原因

【症状別】しびれの原因

しびれの症状は、どのようなことが原因で現れるのでしょうか。全体的な症状と、部位が分かりやすい症状をそれぞれご紹介します。

症状 考えられる原因
しびれる、痛む、脱力感を感じる 原因としては、加齢が考えられます。頸椎や椎間板が加齢とともに変化・変性することで、神経が圧迫されて起こるとされています。
時折手足のしびれを感じる 運動不足による筋肉の緊張や、年齢とともに蓄積する血管のサビ(過酸化脂質)による血行不良などがしびれの一因になります。また、気温や気圧や冷えも症状に影響を与えることがあります。
部位別の症状 考えられる原因
腰が痛む、下半身がしびれる・痛む 腰周辺の神経が椎間板によって圧迫されることが原因のひとつとして挙げられます。神経が影響を受けることで排便や排尿が困難になる可能性も考えられます。
一定の距離を歩くことにより足がしびれる・痛む 加齢による背骨の変形で背骨が曲がったり、つぶれた椎間板によって神経の通り道である脊柱管が狭くなることが原因であることは多いです。少し休憩すると歩けるようになる場合が多いようです。
人差し指や中指がしびれる 手首の手根管が狭まり、末梢神経が圧迫されることが原因であると考えられます。
薬指と小指がしびれる ひじの内側を通る神経が阻害されることが原因でしびれが生じる場合があります。症状が進むと薬指と小指が曲がってしまう可能性もあるようです。
足の指や裏、手指がしびれる 糖尿病による神経障害の可能性が考えられます。症状が進むと神経の働きを失い、ケガや火傷に気が付かない場合も考えられます。

04特に緊急性の高い症状とは

特に緊急性の高い症状とは

しびれのなかでも特に警戒が必要な症状は以下となります。
このような症状が起こった場合は、速やかに病院で受診しましょう。

・突然しびれが始まる
・急に体に力が入らなくなる
・しびれや体に力が入らない症状が体の他の部位に急速に広がる
・呼吸が困難になる
・下半身がしびれ、尿失禁や便失禁が起こる
・顔面や体幹の感覚が失われる

05女性に多いしびれの症状

女性によく見られるしびれの症状として、手根管症候群しゅこんかんしょうこうぐんが挙げられます。

女性に多いしびれの症状

手首の手のひら側に、「手根管しゅこんかん」というトンネルがあり、その中を正中神経という神経が通っています。
正中神経は、親指・人さし指・中指と、薬指の半分、親指の付け根部分の筋肉を司ります。

妊娠・出産や更年期のホルモンの乱れ、手の酷使などによって手根管が狭くなると、正中神経が圧迫されて手指にしびれが発生します。
痛みが伴う場合もあり、症状が進むと細かい作業が困難になる可能性もあります。

06男性に多いしびれの症状

男性によく見られるしびれの症状として、肘部管症候群ちゅうぶかんしょうこうぐんが挙げられます。

男性に多いしびれの症状

尺骨神経の損傷が進むことで、薬指の小指寄りの半分と小指がしびれたり、細かな手の動きが困難になる場合があります。

幼少期の肘の骨折が完治していなかった、あるいは、年齢を重ねたことや肘の使い過ぎによって骨が変形してしまい、しびれが発生する場合もあります。

07しびれの予防・対策について

しびれの予防・対策について

しびれの原因がわかったのちに、根本から改善する治療をはじめることが一般的です。
同時に、現状のしびれや痛みを緩和するための対症療法も進行することが基本の治療法となります。

しびれがひどい場合は、神経へのブロック注射をはじめ、血流改善を促す温熱療法やストレッチなどが検討されることもあります。
また、骨や筋肉が神経に影響を及ぼしている際には、その部分を固定して動かさないようにしたり、筋肉をほぐすことを目的としたストレッチを取り入れる場合もあります。

骨が強く神経を圧迫し、内服薬などで改善しないときには、手術を視野に入れた治療法が提案されることもあるでしょう。

しびれに用いられる主な薬は以下となります。

効果
炎症をやわらげる薬(消炎鎮痛薬など) 炎症を抑えて痛みを軽減します。炎症によるしびれや痛みに効果を発揮します。
神経の働きをサポートする薬(ビタミン剤など) しびれや痛みの原因が末梢神経の障害であるしびれに作用します。
血流を促進する薬(末梢循環改善薬など) 血流の低下がしびれの原因と考えられる際には、手足の血流を改善する薬が用いられます。
神経過敏を抑制する薬 傷んだ神経の過剰反応が原因で起こるしびれを軽減します。主に、糖尿病の神経障害に活用され、短時間で効果を実感することができます。

また、しびれは、市販薬などでもやわらげることができます。

市販されているしびれ改善の薬にはビタミンB12ビタミンEなどが配合されています。なかでも、ビタミンEは、血管のサビ(過酸化脂質)の増加を抑えて血流を改善し、手足のしびれを緩和します。

08しびれは放っておくと危険なことも

しびれは放っておくと危険なことも

しびれの原因には、さまざまな病気が関係している可能性があります。

日常生活に大きな支障がないからといってしびれを放置すると、症状が緩和しなかったり、病気の早期発見が遅れてしまう恐れもあります。

気になる症状がある、または、症状が長く続く場合は医師の診断を仰ぐようにしましょう。

09まとめ

まとめ

「夜、足がジンジンしびれて眠れない」「手がしびれて細かい作業ができない」といったお悩みを抱えている方も多いでしょう。

手足のしびれが気になったら、積極的に市販薬でビタミンEを摂取したり、ストレッチなどの適度な運動を無理のない範囲で行いましょう。

また、手足のしびれはもちろん、その他の場所のしびれが気になったり、各所のしびれがひどい場合は、医師の診断を仰ぎ、適切な治療を行うようしてください。

この記事の監修者

樋口直彦

樋口直彦

医療法人藍整会なか整形外科 理事長。帝京大学医学部卒業。いくつかの病院勤務、院長を経験後、2021年1月に医療法人藍整会 なか整形外科 京都西院リハビリテーションクリニックを開業。バレーボールVリーグのサントリーサンバーズのチームドクターも務める。クリニック運営にICTを推進し、お待たせすることない診療が信条。

医療法人藍整会 なか整形外科 京都西院リハビリテーションクリニック

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