足腰が痛くてツライ、年々掃除も片付けもおっくうになる、捨てられずものがたまっていく
がんばらない!掃除&片付けに〝だけ〟の魔法
2024.12.9
ウェルエイジングな暮らし
掃除も片付けも、完璧にやろうと思ったり、やらなきゃと気負ってしまったりすると、体力的にも気持ち的にもツラくなるもの。
そんな方に試していただきたいのが〝だけ〟の魔法。〝1カ所だけ〟〝決めた場所だけ〟掃除や片付けをすれば、頑張りすぎず、無理なくキレイを保てます。


掃除・片付けなどのプロ
掃除・片付けなどのプロとして30年以上のキャリアをもつ。片付け・清掃業界のカリスマ的存在。多くの講演のほかに、TV、雑誌等でも片付けや掃除法を伝授している。
掃除&片付けにこんなお悩みありませんか?
【掃除】あれもこれもやろうとして面倒に

〝だけ〟の魔法→曜日ごとに集中して〝1カ所だけ〟掃除する
【掃除】足腰が痛くて長時間続かない

〝だけ〟の魔法→毎日ちょこっとだけの〝ついで〟掃除をする
【片付け】何からどう手をつけていいのかわからない

〝だけ〟の魔法→〝決めた場所だけ〟小さなスペースから片付ける
【片付け】片付けたはずなのに気が付くと散らかっている

〝だけ〟の魔法→〝ルール化するだけ〟で散らからない!
無理なく続く方法が〝だけ〟の魔法です
〝だけ〟の魔法というと、何かすごく特別なことと思う方もいるかもしれませんが、実は誰にでもできること。掃除なら曜日や場所、いつ行うかを決めておくだけ、片付けなら小さな範囲からはじめて、片付いた状態を保つためのルールを決めるだけなんです。当たり前のことのようですが、これが実は〝だけ〟の魔法のポイントです。
掃除も片付けも、長時間一生懸命やることよりも、続くこと、続けやすいことが大切です。ひとつひとつのやり方は、どれも簡単なものばかりなので、まずは意識的に2週間続けてみてください。そうすると、掃除も片付けも毎日の生活リズムに組み込まれていくようになっていきます。
〝だけ〟の魔法は、今日からすぐに取り組めるような内容ばかりです。まずはぜひ一度試してみてください。
完璧よりも続くことが大切!〝だけ〟掃除の魔法
汚れはためてしまうと、落とすのに時間も体力も気力も使うもの。だからこそ、ちょっとの掃除で汚れが落ちるうちにキレイにすることを習慣化するのが、〝だけ〟掃除のポイントです。

【魔法1】曜日ごとに集中して1カ所だけ掃除する
1カ所集中、5~10分の短時間でOK! 習慣化で汚れをためない。

曜日のイメージで場所を決めれば、忘れずに習慣化できる
1日1カ所でも、1週間でおうちの中全体が網羅できるので、アレコレやらなきゃ……とプレッシャーにならずに気持ちもラクに。
一度に全部やらなくてOK!時間内にできる範囲を
好きな曲を1曲聞いている間にやるなど、時間を決めて楽しく行いましょう。例えば台所の日といっても、今週はシンク、翌週はコンロなど、場所を変えるのもおすすめ。
【魔法2】毎日ちょこっとだけの〝ついで〟掃除をする
「使ったらついでに」「動くついでに」の意識で掃除をすれば負担にならずにキレイが保てる!
【コンロ】食器洗いの〝ついで〟に油汚れを拭き取る
油汚れは固まる前に落とせば、ゴシゴシ不要でラク!

【家中の床】移動の〝ついで〟にワイパーシートがけ
朝起きた後、家の中を移動しながら各部屋のホコリを回収できます。

【浴室】入浴の〝ついで〟に冷水シャワーでカビ予防
浴室全体にシャワーで冷水を10秒ほど流し、浴室内の温度を下げましょう。

【洗面ボウル】手洗いの〝ついで〟にサッと洗う
手洗い用のハンドソープを使って洗えばOK!軽い汚れはすぐ落ちます。

【トイレ】使用の〝ついで〟に便座裏・便器内だけ掃除
黒ずみ汚れの原因になる2カ所を毎日掃除すれば汚れにくい!

スッキリさせて、キープする!〝だけ〟片付けの魔法
片付けの第一歩はものを減らすこと。ですが、一気にやろうとすると、結局何から手を付ければいいか分からなくなるため、決めた場所だけに絞ってはじめるとスムーズに進みます。そのあとで、片付いた状態を保つためのルールを決めておくだけで、気が付いたら散らかっている……ということがなくなっていくはずです。


【魔法1】〝決めた場所だけ〟小さなスペースから片付ける
同じ用途のもの同士で比べると「いる」「いらない」などの判断がしやすくなる!


例えば今週はキッチン、来週は棚など、特定の場所を決めましょう。さらに棚なら、本の部分だけ、小物入れだけなど、さらに小さなスペースに絞って判断していくと迷いにくくなります。
【片付けのコツ】「いる」「いらない」に、「迷い」「移動」を加えた〝4つの基準〟で分けていくと判断がスムーズになります。
【いる】使う頻度が高いものや、今後も使うことがイメージできるもの
【いらない】今使っていないもの、今後も使う予定がないもの
【POINT】
まだ使えるからもったいないと感じるものは、リサイクルショップや宅配買取りで次の方に譲ることも1つの手段

【迷い】「いる」「いらない」を考えたとき、8秒以上迷うもの
【POINT】
「迷い」にしたものは1か所にまとめておき、半年後など時期を決めて再度判断を。
【移動】「思い出として手放したくない」などと思うものは、ボックスを作って、別でしまっておくのがおすすめ!
【やり方例】大きなシートを4つに区切って実際に置きながら分類しましょう!
【シートの作り方】 100円ショップなどにある大きなブルーシートを、テープなどで4分割して「いる」「いらない」「迷い」「移動」という4つの置き場所を作る。

↓↓ 片付いた状態をキープするための魔法に続きます! ↓↓
【魔法2】〝ルール化するだけ〟で、散らからない!
使ったあとや、持ってきたときに決めた場所に片付けられるようにルールを作っておくことで、散らかりにくくなります。
用途や種類ごとに「定位置」を決める
あらかじめ、ものをしまう場所を決めておきましょう。慣れるまでは、定位置を決められないものがあったときに仮置きする場所を設けておくのもおすすめ。

「定量」を決める(何がどこにあるか分かるくらいが目安 )
場所を決めても、その場所に戻すスペースがないと何がどこにあるか分からなくなって、散らかる要因に。しまえる量をあらかじめイメージしておきましょう。

位置と量が守られているか「管理」する
決めた場所が守られているか、溢れていないか、使いにくくないかなどの基準で定期的に管理をしましょう。明らかに定量をオーバーしているときのほか、例えばクローゼットなら衣替えのタイミングで行うなど、時期を決めておくのもおすすめ。

散らかりやすい場所もルール化で片付く!
【例えば】ダイニングテーブルの上に放置しがちな紙類
【定位置】一時置きボックスを作り放置しないこと
すぐに捨てる判断ができない場合はボックスに入れましょう。

【定量】ボックス内が8割を超えたら整理するタイミング
郵便が休みの日曜日に確認するなど、決めておくのもおすすめ。

【管理】必要度に合わせ保管するか判断をする
長期間取っておくものはファイルに、セール情報やクーポンなど一時的に必要なものは冷蔵庫に貼る、ほかは捨てるなど、移動する場所を決めて管理しましょう。。
