肌を想うように、心も想う。
コラリッチ オードトワレ5つの物語❺

思わず深呼吸したくなる自然のグリーンの香りをお守りに
~東京都在住・松井 瞳さん(仮名・43歳)の場合~

終わりの見えない介護に、体力的にも精神的にも追い込まれることは誰にでも訪れ得る話です。気持ちのバランスが取れない日々、どこかで、何かで、リフレッシュしてまた前を向くことが大切ではないでしょうか。ここでは、小さな息子の育児と、急に始まった親の介護に奮闘する40代女性の話をご紹介します。

01

子どもの成長と親の老いのはざ間で……

3カ月前、近所に住む母が脳梗塞で倒れ、一時意識がなくなり救急搬送された。72歳、年齢的には珍しいことではないが、これまで病気をすることなく元気に暮らしていたこともあり、自分の母が……という思いで頭の中が真っ白になった。それでも、小さな孫の顔を見ながら母は頑張ってくれ、1カ月で退院したもののこれからの生活は深刻だ。私は夫と共働きで、3歳の息子の育児に奮闘する日々。40歳という年齢で出産、人生第二章の幕開けから間もない。親はずっと元気に生きているものだと思って呑気に過ごしていたのが、大きな間違いだった。これからどうやって生きていこうか。甘えた考えを恥じながら、考えることを始めた。
息子が成人するまでまだ先は長いと感じていた成長スピードと、もの忘れが激しい父を含めた両親の老いのスピードが、両側から責任というカタチで迫ってくる感覚。どちらも止まることはない。まず私は何をすれば良いのだろう。

若い頃から人生設計というものが大の苦手で、好き勝手に生きてきた。夫も同じようなタイプの人間で、30歳で結婚してからも以前同様、働きながら旅を愛する自由気ままな結婚生活だ。7年経ってようやく妊活を始め、数年はかかったが、幸運にも子宝に恵まれた。でも、感謝をしながらもスタイルを変えることなくここまできてしまった。

「介護」という二文字が自分の肩に乗しかかってきたことへの不安で最近、ゆっくり寝ることができない。もっと前に夫と話しておけば良かった。もっと前に両親と話しておけば良かった。もっと前にお金の準備をしておけば良かった。もっと、前に。もっと、もっと……。

02

お守りは、小さな庭の香り

週末、息子を連れて実家に帰った。玄関脇の小さな庭から両親が大事にしてきた植物の香りがする。あらゆる植物の清々しい香りに包まれながら深呼吸。リビングではソファに腰掛け、母がゆっくりと紅茶を飲んでいるようだ。今日は体調が良い日と、少し足取りも軽やかに扉を開けた。これまでの「おかえりー」という元気なお出迎えはなくなったが、大丈夫。私が覚えているんだから。前向きな気持ちとともに「ただいまー!」と元気に声を出した。
あれから数日。調子の安定しない両親のお世話は想像以上に大変だし、これからずっと続くであろう介護に押し寄せる不安は消えることはない。それでも、あのときの香りをお守りにしようと、似た香りのフレグランスを買って「小さな庭」と呼んでいる――。

03

開発担当者(商品開発部・松永恵美)の声

「ナチュラルグリーン」の香りに含まれるグリーンティーやブラックティー、そしてホワイトフローラルブーケの透明感は、曇りがちな気分をやさしく拭い去ってくれるような香りです。自然の植物から感じる爽やかな香りが、松井瞳さんに穏やかな気持ちを思い出させてくれたのだと思います。
お母さまの病気という現実に向き合う日々のなかで、ふと深呼吸をした"小さな庭の香り"。それは、焦りや不安で固くなっていた気持ちをやわらげるきっかけになったのではないでしょうか。
忙しさや責任に押し流されそうになる毎日のなかでも、木々や緑の香りを感じるだけで、気持ちが少し軽くなる瞬間があります。その感覚を届けたいと思いました。
レモンとマスカットのすがすがしいトップノートが前向きな一歩をそっと後押しし、グリーンティーとホワイトフローラルブーケが気持ちのリズムを整えます。頑張りすぎなくていいんです。肩の力を抜いて、胸の奥に少し風が通るような時間を過ごしていただけたらうれしいです。

04

最後に

どんなに自分のために好き勝手生きてきた人も、誰かを支えなければいけないときや、誰かに支えられないと生きていけないときは来るものです。迫ってくる「老い」の悩みに終わりはない。そんなとき、気持ちのバランスを整えてくれる自然の香りをお守りに持ってみては――?

※本記事は個人の感想であり、効果を保証するものではありません。

取材・文/
Sahoko Seki

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