コラーゲンには「種類」がある?3つの視点でわかりやすく分類
コラーゲンは、脊椎動物の骨や皮膚などに存在するタンパク質の一種です。実にタンパク質の約30%がコラーゲンで占められ、私たちの体を構成する不可欠な要素となっています。
現在の研究では、人間の体内だけでも28種類のコラーゲンがつくられていることがわかっています。ただし、他の動物についてはわからないことが多く、未知のコラーゲンが存在する可能性もあります。
コラーゲンの構造はらせん状でとても頑丈ですが、加熱によって分解されると「ゼラチン」になります。食用に精製されたゼラチンは、製菓材料などにも使われていてとてもなじみ深い食材です。酵素などを使ってゼラチンをさらに分解し、消化吸収しやすくしたのが「コラーゲンペプチド」。機能性食品や化粧品などに活用されています。
なお、コラーゲンがゼラチンに変性する温度は、動物の種類により異なり、生育体温に連動しています。人間を含む恒温動物は体温よりも高い温度、魚は生育環境温度よりも高くなっています。これは、もしも体内によってコラーゲンがばらばらに分解されてしまったら、命が保てなくなるためです。
これらコラーゲンの、私たちの体内における役割、サプリメントの原料に使われるコラーゲンの種類、食品としてのコラーゲンの加工法の違いについて、以下で詳しく解説します。
体内での役割による分類(型)
コラーゲンは細胞外マトリックス(細胞の外にある不溶性物質)を構成するタンパク質です。細胞同士をつなげ、体の構造を保つ役割を果たしています。コラーゲンといえば皮膚の中にあるイメージがありますが、血管・髪の毛・内臓・腱など体のさまざまな組織に存在しています。また、骨、歯、軟骨はカルシウムだけではなくコラーゲンも豊富に含まれています。
コラーゲンの大きな特徴として、分子量30万の巨大分子であること、1,400個以上のアミノ酸でできた3本の鎖が巻き付き、立体的な三重らせん構造になっているということが挙げられます。複数の細い糸を束ねることで強度を高めるのと同じく、優れた安定性により、体の各パーツの構造を足場として支えることができるためと考えられます。
コラーゲンは鎖の元となるアミノ酸の配列と鎖の組み合わせにより、28種類に分けられ、発見された順にそれぞれI型、II型、III型……と記されます。
代表的なコラーゲン(I型・II型・III型)の特徴
I~III型はいずれも線維性コラーゲンです。
I型コラーゲン
直径1.5nm、長さ300nmととても長い形状をしています。皮膚や骨、腱などの強度と弾力性を担う、重要なたんぱく質の1つです。真皮を構成するコラーゲン線維の80%はI型コラーゲン、ちなみに基底膜(きていまく)はⅣ型コラーゲンが主成分です。典型的な型であり「コラーゲン」といえばI型を指すことが多いです。
II型コラーゲン
主に関節や軟骨に存在し、別の軟骨成分と作用することで関節の動きを支えます。目の硝子体にも含まれています。
III型コラーゲン
血管、筋肉、腸や子宮などの内臓に多く含まれます。赤ちゃんの肌にも豊富に含まれ、「ベビーコラーゲン」と呼ばれることもあります。
原料(由来)による分類
コラーゲンは肉や魚に含まれていて、特に牛スジ、鶏軟骨、ふかひれ、うなぎなどに豊富です。コラーゲンがとれる食材については、以下の記事で詳しく紹介しています。
コラーゲンが多く含まれる食べ物|食事だけで摂る「難しさ」と解決策
なおコラーゲンは、その種類によって構成や性質が異なります。サプリメントなどの原料では、豚皮などから抽出した「動物性」と魚類から抽出した「海洋性」の2種類があります。
動物性コラーゲン(豚由来・牛由来)の特徴
動物性コラーゲンは、ロバの皮から作られる「阿膠(あきょう)」など古くから利用されてきました。なお、サプリメントの原料としての動物性コラーゲンは、豚皮から抽出されるものが一般的です。豚由来のものは、アミノ酸配列が人間のコラーゲンと似ています。
海洋性コラーゲン(魚由来・フィッシュ)の特徴
1990年代、牛由来のコラーゲンの利用が制限された際、代替品として着目されたのが魚由来のコラーゲンです。魚の皮やうろこを原料とし、哺乳類と比較して変性温度*が低いことから処理がしやすいため、さまざまな応用が期待されています。
*熱変性によりコラーゲンがゼラチン化すること
分子量・加工方法による分類
コラーゲンを摂ると胃を通過し、十二指腸、小腸でさらに分解され、アミノ酸、ペプチドとなって吸収されます。
食品として精製されたコラーゲンには、「ゼラチン」や「コラーゲンペプチド」がありますが、分子サイズや構造によって、吸収されるプロセスなどの性質は異なってきます。
ゼラチンとコラーゲンペプチドの違い
市販されているゼラチンは、牛骨や豚皮などのコラーゲン線維を加熱分解し、精製したもので、三重のらせん構造が1本1本ばらばらになった状態です。
なお、このゼラチンは冷やしても元のコラーゲンの形には戻らず、ゲル状に固まります。料理の「煮こごり」をイメージしていただくとわかりやすいでしょう。
このゼラチンをさらに分解して低分子化したものがコラーゲンペプチドです。コラーゲンを構成する1本の鎖が短く切り分けられた状態になります。
通常、コラーゲンの分子は分子量30万と、とても大きくて吸収されにくいといわれていますが、コラーゲンペプチドは数百~数千まで小さくなり、消化・吸収しやすいというメリットがあります。低分子化されたコラーゲンペプチドは、冷やしてもゼラチンのように固まることはありません。
なお、かつては口から摂取したコラーゲンペプチドは、消化されるときにアミノ酸に分解されると考えられていました。しかし、さまざまな研究により、コラーゲンペプチドのうち一部はアミノ酸に分解されず、そのまま腸に吸収され、血液によって体全体に届くことがわかってきています。
さらにコラーゲン特有のペプチドには、いろいろな生理活性を持つものがあることもわかってきています。
【まとめ】キューサイのコラーゲンへのこだわり
コラーゲンは私たちの体に欠かせないものですが、年齢と共に減少してしまいます。50歳を超えると、20歳の頃の約半分にまで減る※とも指摘されていて、早めのケアが大切です。
※出典:藤本大三郎編著「老化のメカニズムと制御」(改)
*コラーゲンは若いコラーゲンのことを指します。
キューサイでは、長年の研究に基づき、効率よくコラーゲンを吸収できるようにコラーゲンを加水分解して低分子化した「コラーゲンペプチド」を採用しています。毎日の健康づくりのヒントに、チェックしてみてはいかがでしょうか。
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引用リスト
- 「トコトンやさしいコラーゲンの本」(日刊工業新聞社)
- 天然コラーゲンの機能性:皮革科学 VoL.56, No.2, pp.71~79(2010)
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