
美肌とは、吹き出物やシミがない透明感のある肌を思い浮かべる方もいるでしょう。
もちろんそのような肌も十分キレイなのですが、そこに「ツヤ」が加わることで、より一層美肌に見えます。
ツヤのある肌は光を均一に反射させるため輝いているように見え、周囲に若々しい印象をもたらすことができます。
当記事では、ツヤ肌とは具体的にどのような肌なのか、また、ツヤ肌をつくるスキンケア方法やメイクテクニック、オススメの化粧品アイテムをご紹介します。
01ツヤ肌とはどんな肌?
みずみずしく、うるおいのあるツヤ肌とは、どのような肌を指すのでしょうか。ツヤ肌に見えるポイントをご紹介します。
ツヤ肌のポイント

十分に水分を含み、うるおいや透明感のある肌を「ツヤ肌」と呼ぶことが多いようです。
皮脂量と水分量の均整がとれている状態を保つことが、うるおいのある若々しいツヤ肌の条件ともいえます。
頬のいちばん高い部分や鼻筋、あご先など、光が当たりやすい部位は、肌が美しく見え、ずみずしいツヤ肌に見えることが多いといえるでしょう。
テカリ肌との違い

テカリ肌とは、皮脂分泌が過剰になっているベタついた状態の肌を指し、周囲から清潔感のない印象を持たれてしまうこともあります。
テカリ肌の原因は、一般的には、加齢やホルモンバランスの乱れなどが挙げられますが、肌の水分不足もそのひとつです。
肌の水分が不足すると、肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌されてしまうことがあります。このようなテカリを防ぐには、肌が乾燥しないようしっかり保湿することが重要です。
02ツヤ肌をつくるスキンケア方法
保湿作用が高いスキンケアアイテムを使う
肌に水分をたくわえて乾燥を予防する、保湿作用が高いスキンケアアイテムを使用することで、うるおいのあるツヤ肌をキープできます。
保湿作用が期待できる代表的な成分には、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンなどが挙げられます。
スキンケアアイテムを購入する際にこれらの成分が入った商品をチェックしてみることをおすすめします。
こまめな保水・保湿を行う
朝と夜のスキンケアタイムだけではなく、日中のすきま時間にもこまめな保水・保湿を行うことが大切です。
メイクをしたまま使用できる保水スプレーなどを持ち歩いて、乾燥が気になった個所にうるおいを与えるようにしましょう。
こまめな保湿はテカリ肌の予防にもつながりますので、毎日の習慣として日常生活に取り入れてみてください。
重点的な保湿ケアを怠らない
乾燥が特に気になる目の周辺や口の周りなどは、重点的なケアがおすすめです。
顔全体のケアだけでなく、乾燥しやすい頬に美容液を重ねて付けたり、部分用クリームで口周りを、アイクリームで目元を集中的に保湿することで肌にツヤが与えられ、同時にハリも出ます。
肌タイプに合ったスキンケアアイテムを使用する
肌質に応じたスキンケアを行うことで、肌の水分と油分のバランスを整えることができます。
乾燥肌タイプの方は、化粧水はもちろん、乳液やクリームの前に美容液を使用することで、肌に水分と油分の両方をしっかりと与えましょう。水分を補うことは日常的に行う方が多いですが、肌の水分の蒸発を防ぐには適度な油分を補うことも大切です。
脂性肌タイプの方は、前述したテカリ肌になりがちです。
テカリが出てしまうからといって、油分が多いスキンケアアイテムを完全に省き、化粧水だけで済ませるなどの行為はNGです。余計に肌が乾燥して、皮脂が分泌してしまう原因となります。
03ツヤ肌をつくるメイクテクニック
肌色は下地でコントロール
ツヤ肌をつくるためには、ファンデーションの下地やプライマーなど、肌の土台を作るアイテムを入念に選ぶことが重要です。
ファンデーションを使用する前に、下地やプライマーで肌色を調整すると自然なツヤが出やすくなります。
下地の色を選ぶ際には、自分の肌色や肌悩みを考慮して検討しましょう。
肌の赤みが気になる方はグリーン、くすみを軽減したい方はイエロー、肌色をトーンアップしたい方はパープル、血色のいい肌をつくりたい方はピンクなど、なりたい肌にふさわしい色をセレクトしてください。
また、美容成分の配合量が多いアイテムは日中メイクをしながらスキンケアしてくれるので、ツヤ肌を作るのにおすすめです。
ファンデーションはリキッドタイプやクリームタイプを選ぶ
リキッドファンデーションやクリームタイプのファンデーションは、乾燥肌の方にふさわしいアイテムです。また、リキッドファンデーションを使ったクッションファンデーションは、手を汚さず簡単にメイクできて保湿力もあるためとても便利です。
リキッドタイプやクリームタイプはカバー力があり、重めの付け心地を懸念される方もいらっしゃるかもしれませんが、ライトに仕上がる商品も多く、うるおったツヤのある肌に仕上がります。
一般的に広く使用されているパウダーファンデーションは、マットな肌づくりを得意としているため、ツヤ肌をつくるにはある程度の技術が要求されるかもしれません。
たとえば、パウダータイプでもパールが配合されたものを使用したり、鼻筋にハイライトを施す、もしくは、チークでイキイキとした肌を演出するなど、ファンデーション以外のメイクアイテムを使いこなす必要があります。
しかし、リキッドファンデーションやクッションファンデーションであれば、保湿力が高いため肌のうるおいがキープされるうえ、過剰にツヤが出てしまった部分をティッシュオフする、もしくはテカリが気になる部分だけフェイスパウダーで抑えることでテカリを防ぎながらも部分的に自然なツヤをつくることができます。
ファンデーションの塗り方に注意

リキッドファンデーションやクッションファンデーションを使ってツヤ肌をつくる際は、厚塗りにならないよう少しずつ肌に載せて調整し、適量を丁寧に塗ることが大切です。
顔全体を均一の量で塗ってしまうと化粧が濃いと思われてしまうため注意してください。
クッションファンデーションは、スポンジに取ってから手の甲にポンポンとして余分な量を落としましょう。
リキッドファンデーションは、指やスポンジではなく、ブラシで乗せることで自然なツヤ肌がつくりやすくなります。
ブラシにリキッドファンデーションをなじませたら、顔の内側から外側に広げるようにして塗っていきましょう。
その後、塗り残しやムラがないかを鏡で確認してください。
ツヤ肌にもフェイスパウダーは必須
せっかくつくったツヤが抑えられてしまうことを恐れて、フェイスパウダーを使用しないと、ツヤ肌ではなくテカリ肌に見えてしまったり、メイク持ちが悪くなったりすることも考えられます。
ツヤ肌に仕上げたいときのフェイスパウダーは、プレスト(固形)よりもルース(粉状)タイプがおすすめです。
繊細な輝きを放つパールが入っているものや、保湿成分で加工されたパウダーが使用されているものをセレクトしてください。
フェイスパウダーを肌に使用するときは、マットな仕上がりが得意なパフよりも、ブラシを使ってふんわりと乗せるのがいいでしょう。
テカリ肌と間違えられないよう、小鼻やおでこには重点的に、ツヤ感を出したい部分には軽めに乗せると若々しい肌に仕上がります。
04まとめ
若々しいツヤ肌を目指すためには、まずは保湿が第一です。
ツヤ肌メイクが映えるのも、うるおいに満ちたハリのある肌があってこそです。
まずは、いまのスキンケアを見直し、肌のコンディションを整えた上で、ツヤ肌を叶えるメイクアイテムをそろえてみてください。
丁寧なスキンケアとメイクの見直しで、輝かしいツヤを手に入れましょう。
この記事の監修者

今泉朋子
今泉スキンクリニック 院長 今泉明子。医学博士・日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。聖マリアンナ医科大学卒業後、日本赤十字医療センターの皮膚科で皮膚科医としての経験を重ね、米・ニューヨークの大学で研究に従事。帰国後、都内の皮膚科クリニック院長を経て、六本木駅そばに今泉スキンクリニックを開業。ファーストクラスのホスピタリティとオーダーメイドの施術で、多くの人の「美しさ」を叶えている。また、年間7000症例以上の診療を行いながら、国内外の学会やセミナー、執筆活動も勢力的に行なっている。
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