- ❶ 皮膚が薄いことで血管が透けて見えている
- ❷ ニキビ・ニキビ跡などの炎症が起きている
- ❸ 何かの菌に感染したり肌が弱っていたり、何かしらの炎症を起こしている
があげられます。皮膚が薄いと、気温差やちょっとした摩擦などでも赤くなります。特に、鼻や頬には毛細血管がたくさん通っているので赤みの出やすい場所と言えます。
もうひとつの「血管や血流が原因」の場合は、みえないはずの血液が透けて、顔が赤くみえてしまう状態を指します。皮膚にある毛細血管は、広がったり縮まったりすることで、体温調整をする役割があります。しかし、血管の壁が弱くなったり、収縮する力が弱く広がったままだったりすると、みえないはずの血液が透けて、顔が赤くみえてしまうのです。緊張で顔が赤くなる人もこのタイプ。緊張からくる自律神経の乱れで血管が拡張し、肌が赤く見えてしまうのです。
皮膚が薄くなる原因
皮膚が薄くなると毛細血管が透けて赤く見えます。これが赤ら顔の原因ですが、ではなぜ皮膚が薄くなってしまうのでしょうか。皮膚が薄くなってしまう主な原因をみていきます。
生まれつき皮膚が薄い方の傾向としては乾燥しやすい肌でキメが細かく、色白で肌が透き通っている感じの方が多いです。遺伝的な方は圧倒的に少ないので、まずは摩擦が原因ではないか、今一度ケアを見直してみましょう。
皮膚が薄くなる原因として1番多いのが「摩擦」。自分では優しく触っているつもりでも、手で触れる圧が強かったり、毎日のちょっとしたことの積み重ねが意外に原因となります。例えば、拭き取り化粧水やクレンジングシートによる摩擦、メイク時のブラシやスポンジの刺激、顔を触るクセなど。何度も同じ場所を触ったりこすったり、日々のスキンケアやクセなどの積み重ねで皮膚が摩耗し薄くなってしまうのです。すると肌は乾燥しやすくなり、バリア機能が弱くなります。外部からの刺激に弱くなるので赤みがでやすいだけでなく、かゆみなどの敏感な症状や肌トラブル、肌老化が進みやすいという負のスパイラルに陥ってしまうので気を付けましょう。
お肌の乾燥というと「トラブル」というほどのイメージはありませんが、強い乾燥や長く続く乾燥は肌トラブルや老化の原因に。保湿をしっかり行うのは健康な肌の基本となります。このほかにも、医師の指示で適切に使わなければならないステロイドなどの個人的な長期使用による副作用、また、間違ったスキンケアやピーリングのやりすぎ、加齢も皮膚が薄くなる原因としてあげられます。
毛細血管が拡張する原因
毛細血管は、全身に張り巡らさており、全身の細胞に栄養や酸素を運んだり老廃物を外に排出したり体温調整をするなどの役割を担っています。
睡眠不足や不規則な生活が続く、またストレスがたまると自律神経の乱れを引き起こします。そうすると血管が広がってしまい、肌が赤く見えるようになってしまいます。
真冬や真夏など、屋内と屋外での気温差が大きい季節に出入りを繰り返すと血管が拡張したままになってしまうことがあります。そうすると肌から透けて見え、肌が赤く見えてしまいます。
喫煙、アルコールや香辛料など刺激物のとりすぎも血管拡張の原因に。肌の赤みが気になる方は刺激物をとりすぎていないか、注意してみましょう。
ひとつだけの原因で肌に赤みが出る、というよりはいくつかの原因が重なったり、ちょっとした乾燥が段階を踏んで肌の赤みにつながっていくことがほとんど。初期の段階でケアすることが1番ですが、赤みの原因になる要素をひとつでも多く減らせるようまずは自分のライフスタイルを振り返ってみましょう。