
健康食品のなかでも人気が高く、体にやさしい飲み物として有名な「青汁」。
体に必要なビタミンやミネラル、食物繊維などがしっかりと含まれている青汁は、ダイエットのサポートに役立てることができます。
そこでこの記事では、青汁がダイエットサポートに良いといわれる理由や青汁の活用方法、注意点などについて解説します。
01青汁がダイエットサポートに良い理由
ダイエットには適切な運動と食事制限が必要となりますが、加えて青汁を栄養補助として摂取することで、良いダイエットサポートとなります。その理由を解説していきましょう。
不足しがちな食物繊維を補える

青汁には、ケールや大麦若葉、桑の葉などの葉物野菜が使われており、食物繊維が豊富に含まれています。商品によっては、食物繊維の配合量にこだわった青汁もあります。
食物繊維は、野菜、豆類、昆布、わかめ、果物、オーツ麦などに多く含まれていますが、毎日これらの食品をバランスよく摂取するのは難しいこと。そこで、青汁を毎日飲むことで不足しがちな食物繊維を無理なく補うことができるようになります。
ビタミンが豊富

ダイエット中には、どうしてもビタミン類が不足しがちです。そんなビタミン不足の救世主となるのも青汁です。
青汁には、さまざまなビタミンが含まれています。主なビタミンには、
・β-カロテン(ビタミンA)
・ビタミンK
・ビタミンC
があります。
これらのビタミン類は、体の不調を招きがちなダイエット時に欠かすことができません。
ダイエットで注目されているカリウムが含まれている

青汁には、ダイエットで注目されているカリウムが含まれているのも特徴です。
青汁の原材料には、カリウムが豊富なケールや大麦若葉、明日葉、小松菜などが使用されています。
好みに合わせて青汁を選び、カリウム補給としても活用してみましょう。
手軽で続けやすい

青汁の魅力は、なんといっても手軽で続けやすい点です。
青汁には、粉末タイプ、冷凍タイプ、粒タイプなどさまざまなタイプがあります。
自分のライフスタイルに合わせて青汁のタイプを選べば、いつでも手軽に飲め、続けやすいのがメリットです。
また、ハチミツなどの甘みをつけて飲みやすい味に整えてあるものも人気です。
そのまま飲むだけでなく、料理やデザートにアレンジして使うこともできます。
なお、青汁のアレンジレシピは後ほどご紹介します。
02青汁をダイエットサポートとして活用するために
青汁は、飲んだだけで痩せられる万能な食品ではありません。
あくまでもダイエットをサポートする補助食品として青汁を活用しましょう。
ズバリ!青汁を飲むおすすめのタイミングは?

青汁はいつ飲んでもいいのですが、ご自身の生活習慣に合わせて、以下のような適切なタイミングで飲むとよいでしょう。
朝に飲む

起床後の体は、もっとも栄養を吸収しやすい状態にあるといえます。朝食時に青汁を飲めば、効率的な栄養補給につながります。
また、朝は体の臓器が目覚め、便意をもよおしやすいタイミングでもあります。ぜひ朝食で食物繊維を多く含む食事を心がけましょう。
食前・食後に飲む

食事の前後に青汁を飲むと、満腹感を得られやすくなるため、食べ過ぎを防げます。
また、食前の胃は活発に活動していない状態なので、食事の前に青汁を飲む場合は、胃に負担をかけないようゆっくりいただきましょう。
夜に飲む

夜寝る前に青汁を飲むのもおすすめです。
睡眠中は汗をかき、水分が不足しがちなので、ビタミンやミネラルが豊富な青汁を就寝前に飲み、水分と栄養の補給をするといいでしょう。
ただし、寝る直前の飲食は内臓に負荷をかけてしまう恐れがあるため、ベッドに入る2~3時間前までに飲んでください。
その際に、冷やした青汁を飲むと体が冷えてしまい、快眠の妨げになる可能性があるため、なるべく常温に近い状態で飲むことをおすすめします。
間食代わりに

小腹が空いたときのおやつは、お腹も心も満たしてくれる日々の楽しみでもあります。
しかし、おやつにカロリーや糖質が高いお菓子などをたくさん食べてしまうと、体重の増加につながったり、健康によくない影響をもたらしかねません。
そこで、小腹が空いたときに青汁を飲んで満腹感を得ることで、お菓子を食べたい欲を抑えると良いでしょう。もしくは青汁を使用したお菓子を食べることで間食でビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養補給ができ、健康的に空腹を満たすことができます。
どれくらい続けるといいの?

青汁ダイエットをどれくらい続ければよいのかという正解はありません。
ダイエットを機に青汁を飲む習慣がついた方は、ダイエットに区切りがついた後も栄養補助として生活に上手に取り入れていきましょう。
栄養バランスを整え、適度な運動を習慣化することで、健康美をキープしましょう。
青汁に飽きてきたらどうすればいい?

青汁は、そのまま飲むだけではなく、さまざまなアレンジを楽しむことができます。
簡単にできるアレンジ方法は、青汁を混ぜる飲み物を代えることです。
一般的には水で割る青汁(粉末タイプ)ですが、牛乳や豆乳に代えると変化を楽しめます。
牛乳で割れば、カルシウムも摂れるうえ味わいもまろやかに、豆乳で割れば、植物性タンパク質や大豆イソフラボンも摂取できます。
そのほか、おかずやお菓子などに青汁の粉末を加えてアレンジすることで、ダイエット中の食事や間食も健康的でヘルシーなものになります。
青汁のアレンジ料理にご興味がある方は、以下のレシピを参考にしてみてください。
03ダイエットの注意点
ダイエットを行う際には、次のようなことに注意しましょう。
間違った置き換えダイエット

健康的なダイエットとして挙げられるものに、食事の一部をプロテインなどに置き換える「置き換えダイエット」があります。
置き換えダイエットは、置き換える食べ物や量を間違えてしまうと、十分な栄養が摂取できなかったり、人間が生きていく上で必要なエネルギー量が不足してしまい、体に不調をきたすこともあり得ます。
青汁はヘルシーな食品ですが、食事のすべてを青汁に置き換えるダイエットはおすすめできません。
青汁は、あくまでもダイエットをサポートするための栄養補助食品です。
1日3回の食事をきちんととり、栄養バランスのいい食事を心がけて、不足しがちな栄養素を補うために青汁を取り入れるようにしましょう。
栄養不足を招くことも

摂取カロリーを減らすだけのダイエットは、栄養不足に陥りがちです。
不足しがちな栄養素には、ビタミン、ミネラル、食物繊維などがあります。
これらが不足してしまう原因には、極端な食事制限や、低カロリーメニューばかり食べてしまうことが挙げられます。
青汁はダイエットで不足しがちなビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富にふくまれていますが、青汁だけを飲んでいれば他の物を食べなくても大丈夫というわけではありません。
青汁は、高たんぱく・低糖質の食事にプラスして、栄養不足を防ぐために飲みましょう。
栄養が不足すると、体は脂肪を溜め込みやすくしてしまい、「なかなか痩せない…」という結果につながりかねませんので、注意してください。
食事だけでなく適度な運動も

健康的に痩せるためには、食事だけでなく体を動かすことも意識しましょう。毎日適度な運動をすることで、筋肉量を増やしながら、基礎代謝の向上が見込めます。運動の内容は、ハードなものでなくてもかまいません。
たとえば、
・エスカレーターをなるべく避け、階段を使う
・ひと駅歩く
・ラジオ体操をする
・ストレッチや筋トレをする
・歩くスピードを速める
などがおすすめです。
運動のポイントは、「適度に」と「継続すること」です。まずはできることからはじめて、毎日体を動かす習慣をつけるようにしましょう。